眼の奥が痛くてたまらない!

眼の奥が痛くてたまらない!

*来院時の症状
眼(右側)の奥が痛くて辛かった。怖くて眼の事なので心配なので眼科に行ったが眼には問題ないと言われた。
しかし眼の痛み、頭や肩の詰りが治らないとのことで来院された50代女性の患者様。

*検査
今回は、痛みを取ることを優先して検査には時間を取らずに直ぐに施術に入る。

⓵先ず、全身のバランスを取る背中のトリートメントを施し骨盤調整から上半身肩周りの調整。
⓶眼の奥の痛みとあたまと肩の詰りへのアプローチ
 眼の奥の痛みにたいしては、後頭骨(脳空)と肩甲骨(会宗)のツボに刺激を与える。
 あたまと肩に関しては、あたまの整体を施す。
⓷念の為、後は胸鎖乳突筋・斜角筋群(頸椎4番狙い)・三角筋肩峰部・前腕部筋膜をはがして施術を終える。

*経過
施術後、眼の奥の痛みはほぼ解消されたとお帰りになりました。

*考察
今回の患者様は、当院に以前から通院されています。
眼の奥が痛くなったことは、今回が初めてで眼の事だからと心配されて最初に眼科に診察に行かれました。
その後、来院されました。
当院での見立ては、三叉神経痛(第二)と判断して施術にあたりました。
 後頭骨と肩甲骨のポイントだけで施術は、良かったのですが、念のために第1枝と第3枝の施術を加えて施術を終えました。

*参照  三叉神経痛と群発頭痛
群発頭痛とは、頭の片側だけに、目の奥の辺りの激痛が起こるほか、目の充血、涙や鼻水が止まらないなどの症状を伴う頭痛です。
20~40歳代に多く、とりわけ男性に多いことも特徴の一つです。
症状は1~2か月間ほど毎日のように起こり、この期間を群発期と呼びます。
群発頭痛は、脳の視床下部という場所が関係して起こると考えられています。
何らかの原因によって視床下部が刺激を受けると、頭部に分布する三叉(さ)神経という神経が痛みを感じます。
そのために、三叉神経がつながっている目の奥の辺りに激痛が起こります。
このとき、目につながっているけい動脈という血管が拡張することも、痛みに関係していると考えられています。
また、三叉神経とつながっている副交感神経が興奮するために、目が充血する、涙や鼻水が止まらないなどの症状も起こります。
三叉神経は、頭の左右に分かれて分布しているため、症状は顔の片側だけに起こります。