頭がくらくらする

頭がくらくらする

一カ月前からくらくらして目が回る。
最近、頭がくらくらする頻度が多くなってきた。
ひどい吐き気もあり。
心配で友達に相談していたら、はりが良いと言われたので、
ネットで検索して来られた20歳の大学生さん

✤1回目の施術
【検査】
先ずは、身体の(構造・姿勢)チェック
⓵骨盤左上がり
⓶背中の緊張
⓷肩こり(特に左側)
⓸下肢(筋腱移行部)の緊張
⓹おなか(胃腸)の弱り

【考察と施術】
就職活動で過度なストレスが原因で、胃に負担が来ていた。
(下肢の筋腱移行部の緊張が証明している)
左の背中の緊張と左骨盤が上ったのは胃(熱)からであろう。
⇒胃熱を取る施術を施す。背中をやさしくトリートメント。
⇒骨盤調整(創術ソフトカイロ)
⇒肩アジャスト(肩甲骨の可動域を調整)
骨盤・肩の不均衡を整えた後、頸椎の矯正。あたまの整体(頭蓋骨調整)
最後に鍼治療を施し一回目の治療終了。

✤2回目の施術
【症状】
1回目の治療で頭のくらくらは良くなった。

【施術】
⇒背中のトリートメント
⇒骨盤矯正、肩関節・頸椎矯正
⇒あたまとおなかの整体(自律神経調整とホルモンバランス調整)免疫力・自然回復力のアップ
⇒はり治療

2回の治療で頭のくらくらは無くなった。
若い方の施術は、自然回復力の力が早い。

(参考資料)
めまい
種類
・回転性めまい・・・自分自身がグルグルまわったり、周りが回っている感じを言う
          メニエール病・突発性難聴・中耳炎・良性発作性頭位めまい症

・動揺性めまい・・・頭や体ぐらぐら揺れている感じやフラフラする感じを言う。また、実際に歩いてもふらつく感じがあるもの。
          回転性ままいの慢性・聴神経腫瘍

・浮動性めまい・・・体がふわふわしている感じ。叉は、船に乗って揺れている感じなど。
          情報の混乱で起こる。

・立ちくらみ・・・起立性低血圧症と言う。立ち上がった瞬間にクラッときたり、長く立っていると目の前が暗くなる感じがある。

  
    蝸牛神経―耳鳴り・難聴
    前庭神経―めまい
    顔面神経―顔面神経麻痺・(ハント症候群)

   ・目からの情報
   ・内耳でとらえた加速度情報
   ・足の裏の触覚の情報
     
   ⇒小脳に集められてコントロールされる。
     これがコントロールされないとめまいが起こる。

(参照)
 *ハント症候群

(概要)
ハント症候群とは、顔が動かなくなる顔面神経麻痺に難聴、めまい、耳鳴り、外耳炎を合併した疾患です。インターネット上では「ラムゼイ・ハント症候群」と検索されていることも多いようです。
(原因)
水痘帯状疱疹ウィルスが原因です。水痘帯状疱疹ウィルスは小児期に初感染した後、顔面神経の膝神経節に潜伏感染します。
潜伏感染した水痘帯状疱疹ウィルスが免疫力低下により再活性化するとハント症候群が発症します。顔面神経自体に障害を来すものを末梢性顔面神経麻痺といいますが、ハント症候群は末梢性顔面神経麻痺の約15%を占めます。
症状
顔面神経麻痺により顔の表情が作りにくくなります。額のしわがなくなる、開眼時に眼裂が拡大し、閉眼時に眼輪筋が収縮せずに閉眼しない、鼻唇溝の消失、口唇が健側によるといった症状をきたします。朝の洗面時や食事時に口に含んだ水や食べ物が口の端からこぼれる症状で気づくこともあります。顔面神経は涙や唾液の分泌、味覚にも関わっているため、眼の渇き、流涙、口渇感、味覚障害を生じることもあります。
耳鳴り・難聴・めまいといった内耳障害をきたします。外耳道および耳介周囲に帯状疱疹とよばれる痛み、かゆみを伴う赤い発疹・水泡を認めます。
上記がそろったものを完全型とします。または両方を欠くものを不全型とします。まれですが、飲み込みや発声に関わる他の脳神経にもウィルス感染が伝播し、重篤な症状を合併することがあります。